こども食堂は、さまざまな理由によりお腹を空かせたこども達に、食事を無償もしくは低料金で提供している活動ですが、孤食の解消、食育の場、地域交流の場といった目的も持って活動しています。
気軽にこども食堂に行ってみませんか?と書いたのは、誰でも気軽に行ける食堂じゃないと、こども食堂の目的が達成できないからです。
寄付やボランティアで運営されているため、食事に困っていない人が行ってはいけない場所というイメージがあるのではないかと思いますが、決してそんなことはありません。
※運営団体により方針が異なることがありますので、訪れる際には事前に確認をお願いします。
運営団体、訪問者のそれぞれの立場で、こども食堂に対するイメージを考えてみました。
運営団体
運営団体は「お腹を空かせたこどもをゼロにしよう」「一人で寂しく食事をしているこどもをゼロにしよう」という思いで活動していると思います。しかし、こども食堂に人が集まらない事もあるのではないでしょうか?
普段から賑わいがあり、目的が達成されているこども食堂でしたら、何も問題ないのかもしれません。
しかし、お腹を空かせたこども達が地域にいるのに、こども食堂に誰も足を運んでくれなかったらどうでしょうか?
食材が無駄になりますし、準備をしている運営スタッフのモチベーションも下がり、こども食堂の継続した活動も困難になるはずです。
せっかく、お腹を空かせたこども達に食事を提供したいと活動しているのに、目的が達成できないばかりか、活動自体がなくなっては残念ですよね?
だからこそ、誰でも低料金で食事ができる食堂があることを地域の住民に知ってもらい、気軽に来てもらえる場としなければならないと考えます。
食事に困っているこどもがいる方
生死に関わる状況ならまだしも、こどもに少し我慢してもらったり、自分が我慢をすればどうにかなる状況だとしたら、こども食堂を利用するのに抵抗ありませんか?
完全に大人の都合でしかないと思いますが、周囲の目や自分のプライドが邪魔して、助けを求めるのが苦手な人が多いのかな?と思っています。
お腹が満たせれると、幸せを感じられますし、困った時はお互いさまという気軽な気持ちで、こども食堂を訪れてみてはいかがでしょうか?
食事に困っているこどもがいない方
自分の家庭は困ってないので関係ないとか、食事に困っている人が行く食堂に行ったら逆に悪いなどと思っていたりしませんか?
こども食堂は、食育や地域交流という目的も持っています。
新しい友達が出来たり、食事や料理に対して興味を持ったりなど、こどもの視野を広げるためにも、気軽にこども食堂に行ってみてはいかがでしょうか?
もし、低料金の食事をいただいて悪いなと思ってしまうのでしたら、寄付やお手伝いなどで活動を支援してあげてください。
※運営団体により方針が異なることがありますので、訪れる際には事前に確認をお願いします。